受変電設備の更新工事
受変電設備は、電力会社から事業所内へ電気を引き込み最適な電圧へと変換する、工場の命とも呼べるほど重要な設備です。
受変電設備の各機器は、使用する電力量に合わせて決められた容量の機器が使用されていますが、新しい機器の導入などで使用電力量が増えると、
既設の機器の容量を超えてしまうことがあります。
今回は、設備改造に伴うトランスの容量アップ工事をご紹介します。
事例の概要
お客様のお困りごと
京都府内の生コン製造業者より、受変電設備更新のご依頼をいただきました。
動力のトランス容量が足りないことと、そのほかの機器も老朽化が進んでいるためにお声がけいただきました。
工事の詳細
屋外に設置されたキュービクルのため、雨や風にさらされて錆や老朽化が進んでいました。
そのため、トランスの更新と共にキュービクルの交換も行いました。
1日目は架空高圧ケーブルの取り換え、2日目にキュービクルの取り換え工事を行いました。
業種 | 生コン製造業 |
工事種類 | キュービクルの電気容量アップ工事 |
対象設備 | 受変電設備 |
お客様のご要望 | トランス、キュービクルの交換 |
当社の提案 | 2日に分けた受変電設備の更新工事 |
工事の様子
施工前
屋外に設置されたキュービクルで、長年使用していたこともあり、錆などが進んでいました。
施工後
トランスを大きい容量のものへと交換し、さらにキュービクル・高圧ケーブルの交換も行いました。
最後に
工場の設備導入・改造などにより、トランスの容量が足りなくなってしまうことはよくあります。
トランス容量アップの工事は、1)キュービクルはそのままにトランスのみを交換する工事、2)古いキュービクルを残しつつ増設する工事、
3)キュービクルごと交換する工事、という3通りの工事があります。
お客様の電気使用量や、受変電設備の各機器の老朽化具合を考慮し、費用やその後のメンテナンス等を踏まえた最適な工事を提案します。
私たちは、京都府を中心に電気設備工事を行っている会社です。
トランスの容量アップのほかにも、受変電設備の保安点検などで耐用年数を過ぎた機器を指摘された場合は、私たちにお任せください。