変圧器・トランスの更新は計画的に
変圧器・トランスの更新は計画的に
変圧器・トランスは受電設備の要処
受電設備・キュービクル内において変圧器はなくてはならないものです。電線から電気を引っ張り、自社事業所内の引き入れるうえで通過させなくてはならない設備です。電気エネルギーの大半が通っていく設備だからこそ、トラブル対策や更新計画は計画的に作成しておきたいものです。
変圧器・トランスのトラブル事例
変圧器のトラブルは、同時に受電設備の機能不全につながります。電気が止まるということは製造ラインに大きな影響を及ぼします。そうならない為にも定期的なメンテナンスは必須です。やり方などでわからないことがありましたらお気軽にお声がけください。
白煙の発生・焦げた匂い
コイル内部におけるトラブルです。短絡発生や過負荷が原因となり、コイルが異常発熱。 白煙があがったり、焦げた臭いが発生します。
異常音(低いうなり音)
設置不良や締付け不良が原因となり、変圧器から音が発生している可能性があります。
二次側へ誘導されない
コイル内の断線が原因であると考えられます。内部のチエックをする必要があります。
異常に熱い
コイル内におけるショートか過負荷が原因と考えられます。接続方法の確認をして対応します。
変圧器・トランスの更新は「補助金活用」がおすすめです
2019年度経済産業省補助事業 「電力需要の低減に資する設備投資支援事業費補助金」によると、 全国で109事業所、採択率73.2%にて設備費の1/3の補助支給、 さらに、更新による平均省電率は44.6%を記録しています。
京都府のPCB含有物の対応期限
高変圧器で最も思慮しなければならないのがPCBの含有リスクと言えます。 比較的寿命が長い設備だからこそ、含まれているリスクがあります。 また、高濃度のPCBだけではなく、低濃度PCBの含有確認・処理期限も設定されています。 少しでもリスクがある場合はチエックが必要です!
- 対象の電気機器
昭和49年以前製造の高圧変圧器・トランス - 処理期限
令和3年(2021年)3月31日
- 対象の電気機器
平成6年以前製造で、
絶縁油のメンテナンス未実施の高圧変圧器 - 処理期限
令和9年(2027年)3月31日
運用の見直し・メンテナンスや保全・更新など
変圧器・トランスに関することはお気軽にご相談ください